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くらしの知恵袋

2012年 春号

収納の知恵袋



玄関のたたきに「何人家族なの?」と思うくらい、たくさんの靴が並んでる家も多いのではないでしょうか。玄関は、家の第一印象を決める大切な場所。清潔な印象を心掛けたいものです。
下駄箱の中に靴が入り切らないという場合は、

1・年間を通して履くもの
2・特定の季節(夏・冬)や天気(雨)のときに履くもの
3・冠婚葬祭用

など、カテゴリー別に分けてみてください。そのときに不要な靴があれば潔く処分することも大切です。
仕分けができたら、よく履く【1】とオンシーズンの【2】の靴を下駄箱へ仕舞ます。このとき靴の高さに合わせて棚板を調節するものポイント。また、市販のZ形のホルダーを使えば、左右の靴を重ねて置けるので収納量がアップします。
使用頻度が少ない【3】やオフシーズンの靴は、箱に入れてクロゼットや納戸に。このとき、中身が見える箱に入れるか、外側に靴の写真を張っておけば、後から探しやすくて便利です。
よく使う靴だけでも下駄箱に入り切らない場合には、市販のオープンラックを利用。扉がなく取り出しやすいので、毎日のように履く靴を置きます。基本的にたたきの上には靴を出しておかないのが理想。置く場合は、一人1足までと決めましょう。
靴がすっきりと片付いたら、もう一工夫。玄関に「飾るコーナー」をつくります。 棚がない場合は、壁掛けの絵やつるすタイプの花器を飾ってみて。これで、家の第一印象がぐっと良くなります。


マンションのクロゼットは、棚とハンガーパイプが作り付けになっているものが一般的。限られたスペースなので、"もったいない空間"が生まれないように、最大限に利用しましょう。そのためには、まずクロゼットの中をA、B、Cの三つのゾーンに分けて考えます。


季節の衣類や旅行用品など、すぐには使わないものを仕舞ます。取り出しやすいように、取っ手付きの軽い布製ケースに入れるのがおすすめ。
クロゼットの奥行きや幅をきちんと測った上でケースを選びましょう。 ケースの色や形をお揃いにすると、すっきりとした印象に。


ハンガー掛けした衣類のスペース。ラックいっぱいに掛けてしまうと、服が探しにくく、しわにもなるので、少し余裕を持たせて。
ハンガーは同じタイプで肩先を揃えると衣類がうずもれることがありません。
さらに、服の丈の長さ順に並べることで、衣類の下にまとまった空間が生まれます。この空間を、Cゾーンとして利用します。



高さに合わせて、プラスチックケースなどを置きます。定番品として販売しているケースなら、後で買い足したいときにも便利。ニットなどしわになりにくい衣類を仕舞います。
ケースのサイズに合わせて畳むのもポイント。丈の長い衣類の下に余裕があるようなら、バッグコーナーにしても◎。
開き戸の場合は、扉裏のスペースも見逃せません。フックや市販の収納ポケットを取り付ければ、ベルトやネクタイなどの小物の整理に役立ちます。
また、クリーニングに出すつもりの服やまだ着る部屋着などが出しっ放しになっていることはありませんか?
大きめのかごや箱で"とりあえずボックス"を作っておくと重宝します。クロゼットに入らなくても、かわいいデザインのかごなら部屋に出しておいてもOK。
「それでも入り切らない服は?」という質問を受けることもありますが、服を買い足す度に、部屋に収納ラックを増やしていては、キリがありません。
服の好みも流行も変わっていくもの。クロゼットに入る量を目安にして、衣替えのときなど定期的に持っている服を点検・処分することも大切です。



すはら ひろこさん  整理収納アドバイザー/一級建築士、インテリアコーディネーター

整理・収納のプロとしてテレビ・ラジオ出演、雑誌掲載多数。個人宅でのアドバイスをはじめ、各地での収納セミナーが「やる気になる」と好評。著書に『風通しのいい片づけ』(エクスナレッジ)など多数。

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