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くらしの知恵袋

2018年 春号


汚れがつかないようにカバーする

被災時にお化粧なんて、不謹慎……そう思われるかもしれません。ところが、適度なお化粧は、笑顔になれたり、人前で元気に振る舞えたりと、心を潤す効果があります。また、ライフラインが途絶え、入浴ができなくなったときの体の臭いも気になるものです。清潔が保てるように、最小限の備えをしておきましょう。生理用品などの女性ならではの常備品は、1セットずつ多めに備蓄する習慣を持つと安心です。






避難所生活が続くと悩ましいのが、洗濯問題。周囲の目が気になり、下着が干せないことがあります。そこで、おすすめなのが「ブラジャー一体型のタンクトップ」。一目で下着だとわかりにくいので、干していても恥ずかしくないという体験談も。その他にも、防災備蓄として、乾きやすい素材の下着を選んだり、下着を汚さない「使い捨ての紙パンツ」や「パンティライナー」を用意するのもいいでしょう。



日ごろのコミュニティー作りも大切ですが、その仲間と同じ避難所になるとは限りません。避難先では似たような立場の人を速やかに見つけ、「大丈夫ですか?」と相手を気遣いながら自ら声をかけ、「実は私も……」と苦境を一緒に乗り越える関係性を築きましょう。そうした声がけも、身を守る大切なスキルです。




「保険証や身分証明書のコピーなどを、防災バッグに入れておく」というのが、従来の常識でした。しかし、今はスマートフォンや携帯電話といった肌身離さず持ち歩くツールに、優れた撮影機能が備わっています。東日本大震災でも、行方不明者の消息確認に携帯電話の中の写真データが活用された事例が多かったといわれています。
これからは、被災時に必要となりそうな大事な書類は写真に撮って、スマートフォンや携帯電話にも保存して、万が一のときに活用できるようにしておきましょう。




被災時は電力不足への心配もあります。そこで、
モバイルバッテリーを普段からカバンの中に
入れて持ち歩くのも、防災対策の一手になります。



東日本大震災の経験から、「地震速報アプリ」を多くの方が活用するようになりました。さまざまなスマホアプリが誕生しているので、各アプリの特長を知り、有効活用しましょう。単身でお住まいの女性は、地域コミュニティーを広げにくい場合も。
そうしたとき、防災アプリが役立ちます。

 
スマホが発展し、便利が広がりました。防災はその時代の最新技術で、少しでも安心を大きく育てていくべきもの。防災にもITを利・活用していく時代なのです。

「助けて!」と大声を出すアプリ。体力消耗やのどを痛めるのを回避。特に女性の声は高くて響きにくいので便利。
通勤途中や外出先で、そこから一番近い避難所を示してくれるアプリ。AR機能で避難所まで案内してくれる機能も。
一次救命処置の流れや、急病時の対応を教えてくれるアプリ。AEDを備えた近隣施設の情報検索、表示も可能。
防災意識を高め、防災・減災に役立つコンテンツを揃えたアプリ。定期的に情報が更新されるので、最新情報がわかる。



国崎 信江さん 危機管理アドバイザー

女性の立場、生活者の視点で、防災・犯罪・事故防止対策を提唱。著書に『マンション・地震に備えた暮らし方』(つなぐネットコミュニケーションズ)など。





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