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情報誌「くらしと」取材レポート

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情報誌「くらしと」に掲載されている「トリクムクミアイ~トナリの管理組合の選択と決断~」の記事をご紹介!

2010年7月号

熱意と知恵で700戸を束ねる
− 若い管理組合の、新たな試み −


【1】約2万㎡の敷地の中央にある広場に付随したカフェと集会場。池に面した涼やかな空間は、居住者の格好の憩いの場となっている

亀戸レジデンス(東京都江東区)

東京都江東区の旧中川沿いに位置する「亀戸レジデンス」は、入居開始から1年を経たばかりの新しいマンション。最大の特徴はなんといってもその規模の大きさにある。敷地面積約2万平方メートル。5棟の住居棟に約700世帯が暮らしている。
「約700戸に3000人近い人が暮らしていますから、田舎のちょっとした村の規模なんです」と、管理組合の理事のひとりは語る。ゆえに、管理組合の仕事は、自治体の運営に限りなく近くなる。
「亀戸レジデンス」の管理組合を構成する22人の理事は、すべて自ら手を挙げてなった方だという。全員、立候補。その自治意識の高さは目をみはるものがある。しかも理事長の立候補者は2人。
「かなり珍しいケース」と語る。できたばかりのこの管理組合の士気は高い。すべての居住者が快適に暮らせるよう利害の調整をはかり、改善すべきは改善する。
言うは易しだが、700戸の大所帯の意見を束ねるのは、決して簡単ではない。
「ひとつの議題について、さまざまな意見がありますからね。建設的でない意見や、感情的なものもあります。私たちは原則として匿名の意見は受け付けないようにしています」
居住者一人ひとりが共同体の一員として責任をもって運営に参加し意見を言う以上、それが建設的であるためには、「記名が前提」というのが理事会の方針。その受け皿として「意見箱」を設けた。記名にすることで、意見をする側のハードルも上がる。より切実に解決を望まれる案件のみが、ここには投函されることとなる。駐車スペースの使い方から、敷地内での喫煙や自転車の乗り方のマナーにいたるまで、寄せられたさまざまな要望や意見は、理事会で慎重に検討された後、総会にかけられていく。

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