会員限定コンテンツ

契約・入居後(ログイン後)は以下のコンテンツもご覧いただけます

※一部、特定の会員様のみがご利用できるメニューがございます。ご了承ください。

  • 入居チェックリスト
  • 共用施設<管理>
  • 駐車場
  • コンシェルジュサービスについて
  • 各種手続き書類
  • 管理規約・細則
  • 長期修繕計画・収支計画
  • 情報誌「くらしと」取材レポート
  • 管理組合の活動
  • マンション内みんなの掲示板
  • マンション担当者ブログ
  • 震災対応WEBマニュアル

情報誌「くらしと」取材レポート

一覧をみる

情報誌「くらしと」に掲載されている「トリクムクミアイ~トナリの管理組合の選択と決断~」の記事をご紹介!

2010年10月号

「明るさのコスト」を検証してみよう
− 大胆な「照明改革」がもたらしたこと −


【1】廊下部分の照明も外光が少なくなると自動的に30%の照度で点灯し、人が下を通るとフルに点灯する。「『おかえり』って言われてるみたい」と住人にも好評。

ライオンズガーデン日吉(神奈川県横浜市)

仕事を終えて家路につくと、我が家のあるマンションが煌々と明かりを灯して出迎えてくれる。ほっとする光景には違いないけれど、一方で「ここまで明るくしておく必要があるの?」という素朴な疑問もわく。
玄関、駐車場、駐輪場といった共用部分は、明るいにこしたことはない。とはいえ、電気代は区分所有者全員の負担で維持されるもの。果たしてコストと見合うのか、検証してみる価値はあるだろう。
そんな素朴な視点から照明の問題に取り組んだのが『ライオンズガーデン日吉台管理組合』だ。今年の1月に改修を終えたばかりでまだ最終的な結果は出ていないが、8月現在までの推移を見たところ、これまで最大で年間約190万円かかっていた電気代をほぼ100万円にまで削減できる見込みだという。大胆なコストカットに成功した経緯を聞いた。
「このマンションは1997年に竣工された建物ですが、この間にLED照明やセンサー式の照明が一般化したりと、設備自体が新しくなってきましたので、これらを導入したらコストカットにつながるのではないかと思ったのが発端です。そこで、過去10年の電気代、電力消費量を検証しつつ、新しい器具を導入した際の試算を行ってみたわけです」
そう語るのは、この"照明改革"を推進した当時の理事長・角倉律雄さんだ。さまざまなメーカーの器具に関する資料を取り寄せ、それをもとに精密な試算書をつくってみると、コストだけでなく、CO2排出量も大幅に削減できることがわかった。
「こうした問題は、10年、20年後を考えて取り組まないといけないんです。修理費を回収するだけでも少なくとも6~8年はかかりますからね。
長い目で見ると絶対に必要な取り組みなんですが、どうしても後回しになってしまいがちですよね」

会員登録