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情報誌「くらしと」取材レポート

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2018年3月号

スイングドアとスマートキーで マンションの価値を向上!


LM馬場町管理組合の千葉理事長は「それまでのマンションに不便を感じたことはありませんでしたが、設備をグレードアップして『LM馬場町っていいマンションでしょ』と改めて示したかったのです」と、自動スイングドアやスマートキーの導入を決めた背景を語る。高齢の居住者の増加に応じたバリアフリーやセキュリティーの向上も理由のひとつだが、他のマンションとはひと味違う価値を付加したいと、多くの居住者が思っていたことが決め手になった。

LM馬場町は、交通の要所となる盛岡駅や、「川徳」という老舗百貨店がある繁華街から徒歩15分ほどの好立地。周辺の環境も閑静で、少し歩けば中津川、北上川という2本の美しい河川にあたり、居室の窓から雄大な岩手山の姿も望める。マンションの意匠も美しく、居住者の方々にとっての自慢となっている。

「皆さん、このマンションを愛しているので、マンションをよくしようという提案に反対の声は上がりませんでした」と理事の斉藤さんが語るように、故障や不便などの“マイナス”を解消することでなく、マンションの魅力を伸ばす“プラス発想”の施策だからこそ、合意形成がしやすかったという点もあるようだ。



今回のスマート化は、マンションアドバイザーの豊原が理事会に提案した企画だった。くらしに“欠かせない設備”というよりも、“あれば便利な設備”であるからこそ、豊原が心掛けたことがある。
「マンションの利便性を向上させる設備の追加は、ある意味“贅沢”です。今回の工事が、財政的に無理なくできるものであると言い切れる提案でないといけません。今後の大規模修繕など、マンションを維持していくために欠かせない工事の費用をしっかりと分析し、資金面で最適なバランスを考えました」
その甲斐もあり、今回の工費に対して理事の方から「余裕があった」という声が出るほど、無理な負担を強いることなく、マンションの価値と利便性を高める納得の一手が打てたようだ。

また、合意形成を実現する上でポイントとなったのが、唯一の“デメリット”を解消する施策だった。デメリットとは「従来の鍵が、まったく使えなくなるということ」だ。
“あれば便利な設備”だからこそ、ライフスタイルの変化を居住者の皆さまに無理強いしてしまうと、反対の声も出てくる。特にスマートキーは、導入する新築マンションは増えてきたが、まだまだ新しいシステム。導入後のイメージを共有するための施策も大切であった。

そこで、導入済み設備の様子を動画で紹介した他、玄関ドアのミニチュアデモ機をエントランスに用意し、気軽に多くの方に体験していただくなどの施策も行ったという。
「触ってみて初めて、なるほど!と前向きに導入を検討される方もいました」と豊原とともにスマートキーの説明を行った管理員の橋本は振り返る。

予算面でも、導入後の運用でも、無理が生まれないこと……それは、マンションの魅力を伸ばす"プラス発想"のマンション改築には欠かせないポイントといえるだろう。

日ごろから理事会の皆さんと会話の機会を積極的に持つ。そのなかで生まれた企画のヒントにより、無理のないご提案ができた。




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