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情報誌「くらしと」取材レポート

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情報誌「くらしと」に掲載されている「トリクムクミアイ~トナリの管理組合の選択と決断~」の記事をご紹介!

2011年10月号

時代の流れに即した
新しいコスト・マネジメントを
−先々を見越して決断した、コスト削減への新たな取り組み−


【4】大規模修繕の前に「トータルセキュリティサービス」を導入。全戸のインターホンをモニター、警報装置付きのものに交換した。専有部に不法侵入などがあった際、異常が警備会社に直接伝わる。


【5】高台に建ち、眺望も抜群だが、敷地内にある竹薮や空き地の管理は一苦労。当初業者にお願いして草刈等を行っていたが、毎年2回、組合員たち自身の手で行うようにした。コスト削減だけでなく組合員同士の交流の場としても役立っている。

モリスガーデンヒルズ井土ヶ谷/横浜市南区

セキュリティ強化とLEDランプ交換

加えて重要なのは、前述のような大掛かりな事業を行う場合、全員が納得いくまで説明を受けることが大切だと理事長は言う。実際これらの事業については、提案を受けてから導入まで、2~3年の時間がかかっているという。これら以外にも「屋上に太陽光パネルを敷きませんか」、「貯水槽をなくして水道を直結給水方式にしませんか」といった、さまざまな提案を各方面から受けたというが、それが果たしてどの程度のメリットがあるのかを慎重に検証することが、理事会の重要な仕事となっている。結局、太陽光や水道に関するプランは検証の結果、断念した。
とはいえ、コスト削減、収入増ばかりを考えているわけではない。使うべきところには、キチンとコストをかけることも忘れてはいけない。2008年には安全性を考えて「トータルセキュリティーサービス」を導入し、各戸のインターホンをモニターと、警報装置付きのものに変更し防犯機能を高め、かつひとり暮らしの方が、万一のときでも安心して暮らせるマンション内の通信システムを完備した。さらには、業者を呼ばないと電球の取り替えができない共用部分の特殊な場所にある照明を、この機会にLEDランプに取り替えた。

長い目で見て、メリットの高い手段を選ぶ

「一気にすべてを解決することはできませんからね。決められたコストのなかで、長い目で見てメリットの高い手立てを、賢く選んでいかなくてはなりません。太陽光発電を導入したのはいいけれど、5年後には修理の部品が手に入らないなんてことがあっても困りますしね。そういった判断はなかなか難しいものです」

居住者の暮らしの快適さの向上、管理コストの適切なマネジメントだけでなく、時代の流れを見極めながら、マンションそのものの価値を絶えずアップグレードしていくこともまた理事会が果たさねばならない、ひとつの大きな役割といえるのかもしれない。

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