植栽お手入れマニュアル
植物の顔色を見ながら、水やりとチェック
花や緑を育てる時に、基本となるのが水やりです。種類や環境によって、水を必要とする程度が違いますから、最初は回数や量を変えながら、観察してみましょう。また、毎日の水やりは、植物を見るいい機会。病害虫の発生や、枯れなどの早期発見につながりますからチェックします。
水やり
庭に植えた植物は根づいてしまえばそれほど水やりは必要ありません。しかし根づくまでの間(約1~2年間)や厳しい暑さ が続く夏などには、土や植物の様子を見ながらやるようにします。特に土が乾燥しやすいような場合は、注意する必要があります。
水やりの基本は根元にたっぷり。水をやったら一度浸透するまで待って、ふたたびたっぷりあげましょう。水やりのタイミングは夏は涼しくなる時間帯(早朝、夕方)、冬は暖かくなる時間帯(午前中)。冬は植物もあまり活動しないので、特にあげすぎに注意します。
心配だからと水のやりすぎはいけません。植物は根を張ろうとしなくなり、最悪根腐れを起こします。「水をやらないことも水やり」ということを覚えておいてください。
雑草チェック
雑草に気付いたら…
水やりの時には土の状態とともに植物の足元をチェック。せっかくきれいに植えつけられた花や木も、下から雑草が顔をのぞかせているのでは台無しです。特に種が飛ぶと、急に広がり手がつけられなくなります。気付いたら、すぐに取り除きましょう。
枯葉、枯れ枝チェック
枯葉、枯れ枝に気付いたら…
枯葉や枯れ枝をそのままにすると、細菌や害虫の格好の住みかになりかねません。見つけたらそのままにせず、すぐに枯れた部分を取り除くようにします。見た目もすっきりとします。