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植栽お手入れマニュアル

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植栽ワンポイントコラム(1)

針葉樹のお手入れ

針葉樹のカット

自然樹形が美しいのが針葉樹の大きな特徴といえますが、安心して長期間放っておくと大きく生長しすぎて、周囲とのバランスを崩してしまうことがあります。手も届きにくくなり、形を整えるのが大変になりますので注意しましょう。丈を詰める時は、あらかじめ決めた高さで芯をとめ、その高さに合わせて上部から樹形を整えていきます。
また枝が混んでくると通風が悪く中が蒸れてしまいます。日も中まで差さなくなり、葉が枯れてきてしまいます。時々枯葉を取り除くようにし、枝を透かして風通しをよくしてやりましょう。ただ古い枝からは芽が出にくく、一度に強く刈込むと枯れてしまうことがありますので、葉は落としすぎないようにします。
肥料は芽が出る少し前、だいたい2月頃にあげます。生長の早いものが多いので、あまり大きくしたくない場合は、肥料は控えめにした方がよさそうです。

病害虫を見つけるポイント

病害虫は、枝が混み合った場所、風通しや日当たりの悪い場所によく見られます。特に葉の裏を念入りにチェックしましょう。他に疑う主なポイントは、

・木の下にフンのようなものが落ちている  ⇒その上に虫がいる可能性があります
・葉が不自然に丸まっている  ⇒葉の中に虫がいる可能性があります
・根元に木くずが落ちている  ⇒虫が幹に入り込んでいる可能性があります

病害虫を取り除く時は、枝葉ごと取り除きます。幹に入り込んでいる場合は殺虫剤などを注入します。カイガラムシなどの小さな虫は、歯ブラシでこすって落としましょう。

追熟の仕方

木になっている状態では熟しきっていないため、収穫後にしばらく置いて、食べ頃になるまで待つことを追熟(ついじゅく)といいます。フェイジョア以外では、洋ナシ、マンゴー、キウイなどがこれにあたります。
これに限らず、あえて未熟な果実を収穫して食べ頃になるまで置くこともあります。カキやミカンなども追熟した方が甘みを増すといわれています。庭の木の果実は鳥や虫に食べられやすいので、熟す前に収穫し、追熟した方がいいという考え方もあります。
追熟の期間は種類や収穫した時の状態によりますが、だいたい果肉が柔らかくなってきたり、よい香りがしてきたら食べ頃になります。

「ベリー」もいろいろ

「ベリー」と名がつく木にも、いくつか種類が違うものがあります。例えばジャムにして食べられるグースベリーはスグリ科、ブラックベリーやジューンベリーはバラ科、ブルーベリーはツツジ科です。それぞれ実をならせるためには、堆肥などを漉き込み、肥沃な土にしておく必要があります。ツツジ科のものは若干酸性の土壌を好みますので、例えばブルーベリーをもう一本植え足そうという場合は、植えつけ前にピートモスや鹿沼土などを漉き込み、酸性にする必要があります。ブルーベリー専用の土も市販されています。

融合剤(ゆごうざい)って?

融合剤

剪定した後の切り口や、誤って傷つけてしまった幹などに塗ると傷の治りを早める、樹木の絆創膏のようなものです。大きな枝を落とした後に使用します。殺菌効果もあり、特に傷口から枯れ込みやすいといわれるサクラなどバラ科の樹木に効果的です。

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