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情報誌「くらしと」取材レポート

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2017年3月号

震災備忘録



マンションとしての"自助"を前提に、周辺地域と支えあう。

2つ目の気づきは、周辺地域との関係性からマンション防災を考えるという点だ。モリス南越谷は、マンション単独で一つの自治会を構成している。

「防災訓練をマンションだけで実施したことはありませんが、防災ウォークラリーのように、周辺の自治会と連携した防災訓練には毎年、モリス南越谷から数名、参加しています。こうした協力体制は、防災訓練だけでなく、地域の運動会やお祭りも同様。マンションで一つの自治会といっても、69戸だと大掛かりな企画はできませんので」(辻自治会長)

それなら防災倉庫も、わざわざ独自に備えなくてもいいのではないか。
「そこは、マンションとしての〝自助"が大切だと考えます。他の自治会の防災備蓄は、その地域に住まう人のためのもの。万一のときは、頼めば断られることはないと思いますが、それはお互いにできる限り〝自助"をした上での協力関係だと思うのです。マンションという一つ屋根の下に住まう〝家族"に安心だと思ってもらえる備えは、自分たちで整えたいですしね」(田辺さん)

また、今後は越谷市からの支援もカギになってくると、モリス南越谷の皆さんでは考えている。
「今回の防災倉庫も、市からの支援金をいただくことで、実現可能なのです。数百万円もする倉庫をマンションの自治会費だけでまかなうのは大変ですから。さらに、防災知識の面でも、防災リーダー養成講座を開講しているのを先日発見しました。今までも行われていたのでしょうが、防災への意識がなかったので気づきませんでした。そういった意味でも、防災への一歩を踏み出すことの価値は大きいと思います」(辻自治会長)

自治体によって異なるが、東日本大震災後、防災・減災への取り組みは全国的に重視されている。マンションの防災力向上をサポートしてくれる施策にどのようなものがあるのか、市役所などに相談してみよう。

モリス南越谷の減災への取り組みは、まだ始まったばかり。だが、はじめの一歩を踏み出したことで、皆さんが力強く語る言葉には、〝これから"への希望が満ちていた。防災・減災という目標に向かってマンションが一丸になるこのエネルギーも、防災倉庫とともにモリス南越谷の減災の土台になるのだろう。











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