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情報誌「くらしと」取材レポート

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2018年6月号

人生100年時代のマンション・コミュニティー論



今後、日本には長寿社会の到来が予想され、100歳を超える人も珍しくなくなるでしょう。
そうした「人生100年時代」では、定年後の時間をどう有意義に過ごすのかが豊かな暮らしのテーマになってきます。
100歳までのセカンドライフーどこで過ごすことをイメージされていますか?
「子ども世帯と同居する」といったプランを練っている方もいらっしゃると思います。しかし、実際は、子どもや孫と三世代同居している高齢者は13.2%と少ないようです。
つまり定年後のセカンドライフを充実させるためには、今お住まいのマンションを100歳まで住み続けたい・住み続けられる場所にすることが重要になってきます。人生を楽しむためのコミュニティーをマンション内に持つことがカギになりそうです。







「マンションに暮らしながら、どういう生きがいや夢が持てるのか。それを支えるコミュニティーが機能しているのか。この2つが、100歳まで同じ住まいに暮らし続けるための前提として、求められるものでしょう」

そう語るのは、高齢社会における住環境の変化を研究する東京大学高齢社会総合研究機構の後藤 純博士だ。

マンションの居住者同士のつながりとして、まず思い浮かぶのはマンションの管理組合だろう。もともと、住居という資産を守るために準備されたつながりであり、住居の価値を保つために、大規模修繕工事などの時期や内容を合意・決定する役割を担う。住居を守るという共通の動機があるため、各居住者は順番で理事会の役員を務めるなど、活動に協力してきた。

「ただ、私が考える100歳まで楽しく暮らすためのコミュニティーのあり方は、もう少し幅広いものです。前向きな動機は同じですが、居住者の方の"これ、やりたい!"という思いがコミュニティー形成の動機であるべきだと考えています。それは、今の暮らしをよくしたいというちょっとした要望や、趣味の仲間を増やしたいという、簡単な"やりたい!"でいいのです」





以前『くらしと』誌で、ある居住者の「お茶を飲む仲間がほしい」という思いがきっかけになり、"大人の女子会"が始まった事例を紹介した。週に1回、お茶を飲んで近況を話すだけの会だが、毎週その会に行くという目標があると人生が楽しくなり、何かあったときに頼れる仲間がいる安心感も生まれる。

「マンション内に、『仲間がいる』『楽しい趣味の時間がある』というだけで、ここから離れず住み続けたいという思いは高まります。管理組合と、好きなことをやるサークルでは、居住者の取り組み方の出発点が異なります。
後者は"やりたい! "という思いに共感し、個人単位で楽しくつながるものです」





コミュニティーで育まれる前向きな思いは、管理組合への参加意識の向上や、大規模修繕工事の合意形成のしやすさという、好循環につながりやすい。
特に定年退職された方が、マンションのことに尽力していただけるケースは少なくない。
「皆さん、現役時代に培った高いスキルをお持ちです。例えば、『経理担当だったから会計書類のチェックができる』『電気関係の経験があるから、クリスマスツリーの配線ができる』といったことを、コミュニティーでの活動を通して知ることもあるでしょう。現役時代のスキルをマンション内で発揮することに、やりがいを感じられる方は多いですよ」









もともと同級生でも、同僚でもない" おやじたち"がバンドを組んだのは、
ある一人のお父さんが「夏祭りで曲を演奏しよう」といったことがきっかけ。
その声に共感した、ギターをやってみたいというおやじたちが経験者、
未経験者を問わず集まり、
今では多くの仲間が参加する会になりました。



左から、高橋さん、岩瀬さん(前列)、杵渕さん、剣さん、小林さん、山本さん。ギターを持つおやじバンドのメンバーだけでなく、さまざまなイベントを企画しようという仲間たちが自発的に参加するコミュニティーに成長。


夏祭りはおやじバンドを中心に「夏祭り実行委員会」が企画。盛り上がりを見せ、ライオンズマンション大宮指扇第2のイベントは、今ではゴルフコンペや餅つき大会など多彩に。近隣住人も巻き込んで規模も大きくなりました。






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