排水口の先が複雑になっていますから、詰まりに注意しましょう

便器には大きな穴が開いているので、水に溶けにくいティッシュペーパーであれ、かさばった紙オムツであれ、何でも流してくれそうな気がします。
しかし、排水口の中が複雑になっていますから、こうした異物は、すぐに詰まってしまいます。しかも、水の出口が少し狭くなっていますから、いったん引っかかった異物は、押し込もうとすればするほど、一層詰まりがひどくなります。
便器の中に間違って落としてしまった鉛筆、クシ、歯ブラシ、トイレットペーパーの芯などは、すぐ拾い出すようにしてください。

●詰まってしまったら

もし詰まってしまったら、ラバーカップを使い、次の要領で詰まりを取ってください。
ラバーカップを便器排水口部に密着させます。カップをゆっくり押し付け、素早く手前に引っ張ります。
汚水がはねないように、ラバーカップの柄だけが通る大きさの穴を開けた透明なビニールシートをかぶせると、楽に作業ができます。
ラバーカップを使用できるのは、汚物や紙などが詰まったときだけです。固形の異物が詰まった場合は使用できませんので、お近くの水道工事店にご相談ください。

※ラバーカップは、洋便器用のものをお買い求めください。

●水が止まらないときは

ロータンクのフタをずらすと中が見えます。フタの裏にじゃばら管が接続されているタイプはナットを左に回すと外れます。フロートバルブが排水弁から外れていたり、チェーンがレバーにからまったり外れたりしていたときは、正しい位置に直してください。

●水の出がよくないときは

まず、浮玉がロータンクの壁に引っかかっていないかを確認します。

もし引っかかっていなければ、次にストレーナーをチェックします。フィルターにゴミや砂が詰まっていることもありますので、掃除をしてください。