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マンションマナー集

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漏水事故の防止

漏水事故の多くは居住者の不注意が原因。ちょっと気を付ければ防げます。

コンクリートは、水を通します

漏水事故の防止

マンションの躯体であるコンクリートは、防水処理をしないと水を通します。
屋上やルーフバルコニー等の雨がかりになる部分を除く住戸の床下のコンクリートスラブや玄関の床は、防水処理がしてありません。
床下に回り込んだ水は、コンクリートを通過して階下の住戸に漏水し、被害を与えます。
また、水が通りにくい場合は、スラブの上にたまったり、横に流れたりします。

こんな不注意が漏水事故を引き起こす

こんなことが漏水事故の原因になりました。

水道の栓の閉め忘れ

水道の栓をひねったところ、断水で水が出ません。栓を元に戻すのを忘れてしまい、留守中に断水が解除されました。悪いことに、流しに置いたままにしていたふきんが排水口をふさいでしまい、シンクから水があふれてしまいました。

雨にぬれたぞうきん

バルコニーの手すりにかけておいたぞうきんが、風に飛ばされて階下のバルコニーに落ちました。たまたま、その日は大雨。この雨でぞうきんが流され、バルコニーの排水口をふさいでしまい、水が部屋の中に流れ込んでしまいました。

よけてあった髪の毛や糸くず

浴室の目皿にたまった髪の毛や糸くずを取り除いてそばによけておいたところ、何かの拍子で流れ落ち、目皿をふさいでしまいました。そのため、浴室から水があふれ出し、階下へ漏水してしまいました。

漏水事故が発生したら

ご自分の住戸で漏水が発生したら、とにかく水を止め、床にこぼれた水をタオルやシーツなどで拭き取ります。
床がフローリング仕上げの場合、こぼれた水は床下へ流れる可能性が高くなりますが、階下の天井まで水が達するには多少の時間がかかりますので、漏水に備えて、必ず階下のお宅、マンションサポーターや管理会社に連絡してください。
多量の水をこぼした場合には、さらに下のお宅にも連絡しておく必要があります。

  1. 上の階からの漏水を発見したら応急処置をしたあと、マンションサポーターと上階のお宅へ連絡してください。留守のときは、水道メーターが回っているかどうかをチェックします。回っていれば、給水系統からの漏水と考えられますので水道メーター脇のバルブを閉めてください。
    メーターが回っていない場合は、さらに上の住戸からの漏水も考えられます。天井から漏れてくる水の勢いが強い場合は、被害が大きくなることが予想されますので被害を最小限にくい止めるため、専門業者に依頼します。。漏電による火災防止を防ぐためです。

  2. 下のお宅に被害を与えてしまったときは誠意ある対応が大切です。保険会社や管理会社に任せきりにするのは禁物です。もし、被害を与えてしまったら、次の点に注意してください。

    ・事実関係の確認は自分でする。・「ご迷惑をおかけして申し訳ありません」のひと言を忘れずに。・被害者の立場になって復旧作業を手伝う。

    そのうえで、柔軟な態度で事態に対処することが大切です。

  3. 個人賠償責任保険には、過失による階下への漏水事故の補償がついています。ただし、この場合、専門業者が専有部分に立ち入って事故原因の調査を行う場合がありますので、ご協力ください。

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