![]() フキコ: じゃーん! 見て見て~。新しいスカート買っちゃったー。 |
![]() お母さん: あら、いいわね~。けっこう高そうだけど、いくらしたの? |
![]() ふふーん。もともと1万円だったのが、セールで30%オフだったの! |
![]() へえ~。じゃあ7千円? |
![]() それがね! タイムセールでさらに20%オフだよ~。すっごいでしょ! |
![]() まあ! ずいぶん安くなったのねぇ! |
![]() エイジ: 1万円が半額近くか~。それはお得だったね。 |
|
![]() なるほど、いいタイミングだったんだね! |
![]() そうなの! で、5,600円なら出せるかも! って。 |
![]() 最初に大きな金額を提示して、だんだん値下げをしていくと、「それなら何とか」って思えてきちゃうんだよね。 オレオレ詐欺でもそういう心理を利用するんだよ。 |
![]() えー、またぁ? |
![]() まず、仕事でのトラブルで、1千万円が必要になったって言うんだ。 |
![]() 1千万円~!? 気が遠くなっちゃう! |
![]() そのうち700万円は上司が立替えてくれるから、そうすると残りの300万円、自分で用意しなくちゃならないってことになる。 |
![]() 1千万円が300万円って、だいぶ下がったね。 |
![]() で、自分は200万円ならなんとか出せるんだけど、あと100万円! なんとかならない? っていうわけさ。 |
![]() 1千万円が10分の1に! |
![]() そうそう。そういう親心も加わって、お金を渡してしまうんだよね。 |
![]() そういえばフキコ、あなたこの前も立派なバッグ買ってなかった? |
![]() いや~、それがもう毎月カツカツでして……。
つきましては、おこづかいを値上げしていただけないでしょうか~。 あと2千円! いや、千円! ええい、500円でもいいよ!! |
![]() 残念ですが、その値下げ作戦は効きませ~ん。 |